原作者スティーヴン・キングが『IT/イット』魅力語る、第2章となる続編も決定

映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』Blu-ray&DVDが2月21日(水)にリリースされる。この度、原作者スティーヴン・キングのインタビューが到着した。

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スティーヴン・キング原作のホラー小説を映画化した本作は、相次ぐ児童失踪事件に潜む“それ”の恐怖にとり憑かれる少年少女の奔走を描くトラウマ級ホラー。“それ”は子供たちにしか姿が見えず、一度見えてしまうと、排水口や自宅の地下室、バスルーム、図書館、何かに恐怖を感じるたびに“それ”はどこにでも現れる。神出鬼没、変幻自在の“それ”からは決して逃れられることはできない。

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1986年に発表されたスティーヴン・キングの人気小説を映画化した2部作の第1章にあたる本作。既に第2章となる続編の製作も決定している。

原作を書いた時は自分が幼少期を過ごした50年代を舞台にしたというキングだが、80年代に時代設定を変えた本作について「素晴らしいと思う。主人公たちの思春期を1980年代に設定しているところも実に機転が利いている。続編で大人編が描かれることになれば、ちょうどリアルタイムになるように設定している。監督のアンディ・ムスキエティは80年代の子供達の世界をリアルに描いている。私は80年代に自分の子供を育てているので、その時代をもう一度生きているかのような感覚に陥った」と絶賛している。

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。

ビル・スカルスガルドが演じたペニーワイズについても「ペニーワイズは子供が恐れるあらゆるモンスターのアバターのような存在だが、ビル・スカルスガルドによる再解釈も見事だ。(1990年のTVシリーズ版「イット」でペニーワイズを演じた)ティム・カリーより不気味さも増していて、よりダークな感じに仕上がっている」と賞賛の言葉を贈っている。

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また、「ルーザーズ・クラブ」を演じた7人の子役について、「最近の子役は本当に上手なので不気味なくらいだ。私が子供だった頃の子役はセリフを言い、かわいければそれで良かった。だがこの作品に出演している子供たちは本当に素晴らしい。みんな見ていて楽しかったが、中でも印象に残ったのはリッチー・トージア役だ。自分もああいう生意気な子供だった。フィン・ウォルフハードの演技は見事だ」と語った。

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。

本作は予告編がアップされるや否や、『ワイルド・スピード ICE BREAK』『美女と野獣』を抜き、24時間で1億9700万回という史上最多の再生回数を記録。ホラージャンルの全世界興行収入歴代No.1の大ヒットとなった。

キングは、このヒットについて「私は最初からヒットする可能性があると確信していた。昔 TV ミニシリーズを見てトラウマになった大人層を完全に取り込むつもりだという読みだったよ。よく言われるのが『ティム・カリーは本当に怖かった。いまだに下水溝を通りかかる時にピエロの姿が脳裏に浮かぶ』というコメントだ。同時にこの映画は80年代に育ったミレニアル世代を完全に取り込むに違いないとも思った」と述べている。

「映画を見る人は、いじめ、初恋、夏休み、親元を離れて友達と過ごすひと時など、原作にも描かれている普遍的な要素に共感してくれるはずだ」とも語っており、世代ごとに訴えかける要素と普遍的な要素が掛け合わさった事がヒットの要因だという事が伺える。

映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』Blu-ray&DVDは2月21日(水)リリース/デジタル先行配信中

【CREDIT】
監督・脚本:アンディ・ムスキエティ
出演:ジェイデン・リーバハー、ビル・スカルスガルド、フィン・ウルフハード、ソフィア・リリス
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:itthemovie.jp

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